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ビジネスと社会貢献

最近会社から歩いて行ける場所に、たこ焼きを食べながら酒を飲み、カラオケまで歌え、夜はサラリーマンたちで賑わっている場所があると聞き、「一体どんなところだろう?」と気になっていました。

カンブリア宮殿を観てその正体が分かりました。

それは、日本一のたこ焼きチェーン『築地 銀だこ』を展開している㈱ホットランド社が手がけている『ホット横丁』というものでした。

ホット横丁とは、B級グルメ店のフードコートのような場所です。うわさ通り、カラオケも楽しめるようです。

被災地の石巻では、震災から僅か4ヶ月後の昨年7月にホット横丁がオープンしました。

通常の店舗ですと、建物が出来上がるまでに時間がかかりますが、ホット横丁の特長として、個々の店舗はトレーラーハウスでできているため、移動も含めてスピーディーに構築することができます。

ホットランドの佐瀬社長は、ある一人の社員のお父様が石巻で津波にさらわれたという話を聞きます。

「現地では温かい食べ物が求められています。たこ焼きはみんなに喜ばれると思う」という社員の言葉を聞き、すぐ現地へ炊き出しに行きました。

現地では歓迎の声と拍手で迎えられ、行列まで出来ました。

「このままでは終われない」佐瀬社長はそう感じたそうです。

そして、小さくてもいいから石巻に銀だこを出店したい。

そう考え、物件探しに回りますが、建築資材も乏しく諦めるしかありませんでした。

試行錯誤の末、たどりついたのが、『ホット横丁』だったのです。

ホット横丁では10店舗以上が軒を連ねます。

なによりも素晴らしいのは、そこに集まるのは地元の“お客様”だけではないということです。

100人ほどの雇用も同時に生み出しているのです。

地元の方々にとって仕事があるということは、生活をしていくうえで何よりも大切なこと。

これこそ、大きな社会貢献です。

驚くことにホットランド社は、昨年の12月に本社を石巻市に移しました。

そして、地元の水産業を立て直そうと、銀だこで使用するタコの養殖や水産加工業なども、石巻で出来ないかと真剣に考えています。

ホットランド社の幹部たちは、社長を含めほとんどが高卒以下でアルバイトからの叩き上げです。

佐瀬社長も自らおっしゃっていますが、「我々は雑草集団である」と。

優秀な人が何人集まろうと、頭で考えるだけで行動に移さなければ、やらないのと同じ。

スピード、パワー、そして団結力の大切さを教えてくれます。

またそれと同時に、ビジネスと社会貢献のあり方についても、考えずにはいられません。
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テーマ : みんなに紹介したいこと
ジャンル : ブログ

ボランティア仲間と

今日は石巻で一緒にボランティア活動に参加したメンバーと飲みながら語り合いました。

活動を継続されている方が多く、熱い話が尽きません。

みなさん、志が高いんですね。

現地での仕事はクリーン活動もありますが、仮設住宅にお住まいの方々への心のケアのほうへシフトしているようで、長期で活動出来る方のニーズが高まってきています。

普段仕事を抱えている人にとっては、なかなか時間を割くことはできませんが、何か現地のものを買うとか色々な形で支援はできますよね。

もちろん、短期の方も募集は続いているようなので、力になれる方がいらっしゃったらと思います。

参加する動機は、極端にいえば何でも構わないと思うのです。

人の役に立つ ⇒ 高い志がなければいけない

ボランティア ⇒ 何か偽善的

こういう心理が働くのはよくわかります。自分もそうですから。

でも、この心理バイアスが自分自身でハードルを上げてしまう要因にもなっているのではないでしょうか?

自分自身のためで大いに結構。

活動すればそれは必ず役に立っているのですから。

やってみて何か自分自身の考え方や志が変わるかもしれませんし。

それが一番大事だと思います。

テーマ : 日記
ジャンル : ブログ

ボランティア活動 in 石巻【編集後記】

2日間と短い時間でしたが、貴重な体験をさせてもらいました。

幸い、ポカポカした秋晴れの中、非常に活動しやすい状況でしたが、これからどんどん寒くなっていきます。

被災者の方々はもとより、ボランティア活動自体の防寒対策も急務です。


つい先日、石巻ではようやく全ての避難所を閉鎖し、被災者の方々はみな仮設住宅に移ることができたそうです。

しかしながら、仮設住宅は、石巻市の郊外に建てられており、抽選で順番に割り当てられます。

そのため、ご近所づきあい・通勤・通学などあらゆる生活環境が全く異なりますので、引き続き不便を強いられることも多いようです。

また、中には孤立してしまう方もおられるそうで、そういった方々への“心のケア”が今求められており、

徐々にボランティア活動も、そういった心のケアを目的としたものへとシフトしつつあります。

身体を動かすお手伝いは短期でも可能ですが、心のつながりは一朝一夕にはいきません。

それゆえ、長期(一週間程度~)でお手伝いできる方の力が必要です。

                * * * * *

帰りのバスが新宿駅に着いたのは、明け方4時過ぎ。

地下鉄が動いていなかったので、タクシーで帰宅しました。

大きなリュックを抱えていたので、運転手さんが「どこか旅行に行かれたんですか?」と訊ねてきました。

石巻にボランティア活動をしに行ったことを告げると、とても驚いていました。

そのあと、色々現地の様子や活動内容などを具体的に話しました。

娘さんが介護士をされており、ボランティアに興味をもたれていたそうですが、旅費を心配されて行けていなかったそうです。

ピースボートのこと、心のケアが現地で求められていることを話すと

「いいこと聞いたなぁ」

と言ってくださいました。

私のような会社員は、なかなかまとまった休みを取ることができませんが、多くの方に正しい情報を伝え、

次に繋げていくことも大きな役割の一つだと改めて実感した出来事でした。

テーマ : 災害ボランティア
ジャンル : 福祉・ボランティア

ボランティア活動 in 石巻【あの日の話】

2011.3.11

あの日、大津波が家屋や車に次々と襲いかかる映像は何度もニュースで目にしました。

報道機関によるものだけでなく、地元住民の方が高台に登って撮影されたものもありました。

しかし、そこに人の姿はありません。

人々は一体どんな行動をとっていたのか?また、生死の分かれ目は何だったのか?

ずっと気になっていました。


東日本大震災の被害の様子を綴ったDVDの上映会と併せて、現地ボランティアスタッフさんが話をしてくださいました。

上映会の様子

半年間のボランティア活動を通じて、地元住民の方から直接聞いた生の声です。


■「東日本大震災は天災ではなく人災である」

大震災の2日前にあたる3月9日、実は、東北地方に最大震度5弱の地震が発生していた。

津波の高さは50㎝。幸い、人的被害も住家被害もなかった。

しかし、それが逆に仇となってしまった。なぜなら、多くの人々は津波を甘く見てしまったからだという。

リアス式海岸の港では高さ20mを超える津波が発生。全く予期できなかったのであろう。

屋上へ避難するも、津波にさらわれてしまった方は多い。

高台の山の方へと車で逃げるも、道が大渋滞を起こしてしまった。ようやく付近まで辿り着くと、友人が立っていた。

迂回したほうが早く高台に行けるという。

急いでその迂回路に回り込み、間一髪のところで助かった。

しかし、友人は助からなかった。なぜ、あのとき一緒に行かなかったのか。後悔の念に堪えないという。

津波は第一波、第二波、第三波と、その間一旦水位が下がるときがある。

逃げなければいけない方向と逆に向かう人々もいる。大切な何かのために戻ろうとするからだ。

しかし、それが命取りとなってしまった。

本当の最後、人は少しでも高いものに登ろうとする。

電柱に登る人々もいたが、それも虚しく大津波の来襲によって、なぎ倒されてしまった。

ある漁師さんはいう。

「この土地にまた家を建て、暮らしていきたい。」

「先祖代々から海の恩恵を受けて生きてきた。だから、海を裏切ることはできない。」

ある地元住民の方はいう。

「今回の震災は天災ではなく人災である。危機意識がもっとあれば、間違いなくこれほど多くの死者を出すことはなかった。」

「2度と同じ過ちを繰り返さぬよう、この教訓を未来永劫、次の世代に語り継いでほしい。」

ボランティアスタッフの方はいう。

「この現実を帰ってから多くの人に伝えてほしい」

テーマ : 災害ボランティア
ジャンル : 福祉・ボランティア

ボランティア活動 in 石巻【活動編その2】

■カキ養殖用ロープの準備

全国2位の生産量を誇る宮城県の養殖カキですが、今年の出荷量は1割に激減してしまうそうです。

カキ養殖の歴史としては、80年ほど前に宮城新昌(みやぎしんしょう)という方が「垂下式養殖方法」を考案され、

最初に石巻の万石浦、続いて荻浜で成功し、その後日本のみならず、世界にカキ養殖事業を広めていきました。

宮城新昌さんは、その功績から「世界の牡蠣王」と呼ばれていたそうで、その憲章碑が荻浜に立てられています。

ちなみに、宮城新昌さんは、料理研究家の岸朝子さんの父だそうです。


今回、石巻の荻浜港で海の中に垂直に吊るすカキ養殖用ロープの準備(綱切り)をお手伝いしました。

具体的には、ドラムに巻かれている綱をおよそ10mぐらいの長さに揃えて、なたで切断していきます。

その両端に結び目を作ります。20本出来たら、それを一束にします。これの繰り返しです。

かき養殖綱(ドラム) 均等な長さに切っていきます

単純作業ではありますが、チームワークが大事です。

ロープを引っ張る人、巻き癖を直す人、なたで切る人、結び目を作る人など、役割分担をはっきりさせることで効率よく作業が進みます。


作業の途中、地元漁師さんのご厚意で船に乗せていただき、ロープを吊るす前の準備段階にあたる浮の設置を見学することができました。

漁師さんのご厚意で船に乗せていただきました

なかなかできない貴重な体験です。

カキの養殖事業は、収穫までに2年以上も費やさなければなりません。

多くの財産も失われていることでしょう。

それでも明るく振舞い、立ち上がろうとする漁師さん達の姿を見ると、逆に元気と勇気をもらいます。

テーマ : 災害ボランティア
ジャンル : 福祉・ボランティア

プロフィール

gaku+

Author:gaku+
ニックネーム GAKU(本名:まなぶ)
1974年生まれ B型 水瓶座
平成6年から都内の某放送通信系企業に就職
技術・営業・企画と携わり現在に至る

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