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大局観とは

“大局観”とは、将棋・囲碁・チェスなどの世界で、部分的なせめぎ合いにとらわれず、

全体の形の良し悪しを見極め、自分が今どの程度有利不利にあるのか、堅く安全策をとるか、

勝負に出るかなどの判断を行う能力のことを言います。

あまり一般には馴染みのない言葉ですが、「木を見て森を見ず」という言葉の反対の意味と捉えると

わかりやすいでしょう。

大局観

将棋界の第一線で今でも活躍を続ける羽生善治さんの本、「大局観」の冒頭の方に書かれている次の文章に興味を引かれました。

■「読み」とは、ロジカルに考えて判断を積み上げ、戦略を見つける作業のことだ。

■一方、「大局観」とは、具体的な手順を考えるのではなく、文字通り、大局に立って考えることだ。
パッとその局面を見て、今の状況はどうか、どうすべきかを判断する。

■「ここは攻めるべきか」「守るべきか」「長い勝負にした方が得か」などの方針は、「大局観」から生まれる。

■複雑な状況で決断を下す時は、この「大局観」で無駄な「読み」を省略でき、正確性が高まり思考が速くなる。

■さらに、「大局観」を身につけると、未知との場面にも対応できるようになり、失敗を回避する方法ができ、
さまざまな場面における重要な要素を抜き出せるようになってくる。

■「大局観」は、直観と違い証明がしづらい。

■また、「大局観」は多くの経験から培われるもので、自分以外の人間の過去のケースをたくさん見ることでも磨かれていく。

■いわば、「大局観」には、その人の本質的な性格や考え方がとても反映されやすいのである。

■こうしたことから、経験を積めば積むほど「大局観」の精度は上がっていく。

■がむしゃらに読み込む力は、年齢が若い棋士が上だが、熟年になると、この「大局観」で逆に「読まない心境」となり、勝負の上で若い棋士とも互角に闘える。

この文章を読んだとき、企業経営も同じことがいえるのではないかと思いました。

ロジカルに考えられることには限界があります。

ときにはリスクを取って大きな決断を下さなければならない場面があります。

そのときに、この「大局観」をどれだけ発揮することができるか、そこが勝負の分かれ目になるような気がいたします。

私は、まだまだこの境地にはほど遠いですが、覚えておきたい言葉です。
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テーマ : 企業経営
ジャンル : ビジネス

プロフィール

gaku+

Author:gaku+
ニックネーム GAKU(本名:まなぶ)
1974年生まれ B型 水瓶座
平成6年から都内の某放送通信系企業に就職
技術・営業・企画と携わり現在に至る

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