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意思決定の罠

オリンパスの損失隠し問題が話題となっていますが、何故これほどの大手企業が取り返しのつかない過ちを犯してしまったのでしょうか?

こうした問題の根底には、目に見えない人間の深層心理の影響があることは間違いないでしょう。

7つの危険な兆候

『7つの危険な兆候』の著者は、「人はなぜ悪い戦略を選んでしまうのか」の問いに対し、こう述べています。

「計画を立てたり意思決定をするとき、人間は不合理になる」

また、厳格な分析をもとに意思決定を行っているつもりでも、次のような心理的要素が働くと指摘しています。

■人はすべての情報を評価するずっと前から、ひとつの答えに狙いを定めている。

■人は元来、抽象概念を扱うのが得意でなく、多種類の情報に対して客観的になることが難しい。

■人はある答えに向かいはじめると、その答えの正しさを確認しようとし、自分が間違っているという可能性を受け入れにくくなる。

■人はグループの希望に従おうとする。特にそのリーダーが強い人間であれば、反論を唱えず、ただ受け入れる。

■人は誤りから十分に学ぶことがない。おおむね自信過剰で、自分の失敗を正当化する精巧な防御メカニズムをもっている。企業戦略を任されるような頭の切れる人たちほど、過ちを認めず、ミスから学ばない傾向がある。

これら5つの指摘、確かに的を射ているような気がしませんか?

このような意思決定の罠に引っ掛からないようにするための一つの提言として、ピーター・ドラッカーは著書にこう記しています。

「意思決定の第一の原則は、意見の相違がなければ決定を行わない」

異論がないことの危険性を諭しているわけです。

決して他人事ではなく、大小問わずこうした意思決定につきまとう心理的バイアスの危険性を常に頭に入れておき、

意思決定の際は「本当にそれでいいのか?ほかの見方や方法はないのか?」と疑ってかかることが大切です。
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テーマ : ビジネスに必要な心理学
ジャンル : ビジネス

プロフィール

gaku+

Author:gaku+
ニックネーム GAKU(本名:まなぶ)
1974年生まれ B型 水瓶座
平成6年から都内の某放送通信系企業に就職
技術・営業・企画と携わり現在に至る

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