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リーダーシップ論

一昨日のNHKスペシャルで危機の時代にどんなリーダーが求められるかというテーマで著名人や経営者たちが議論を交わしていました。

初めに強いリーダーの象徴として、スティーブ・ジョブズが紹介され、その次にサムソン会長のトップダウンによって全社員が一丸となって成功している事例がプレゼンテーションされました。

そして、議論はトップダウン型のリーダーが良いか、調和型が良いかという話になりました。

こういう議論を聞くときにいつも思うことですが、どちらが良いかの2分法で分けることは、話をわかりやすくする狙いがあるのでしょうが、本質の議論から外れてしまいがちです。

この場合、トップダウンとは程度の問題だと思います。

どの程度までトップが指示をするのかということです。

例えば、「これからは消費者一人一人に対するきめ細かなマーケティング戦略を考えなさい」というのと、「facebookで我が社のファンを1万人集めなさい」と具体的に指示するのでは全く異なります。

これは、組織のピラミッド構造における役割にそのまま当てはまります。

上に行けば行くほど、組織全体を束ねるために、具体的な指示よりも大きな指針を示し、社員のベクトルを同じ方向へ導く必要があります。

そして、ことばも具体的なものから一般化・抽象化されたものへと置き換わります。

最後に行きつくところが、理念やビジョンです。

優れたトップリーダーは、理念やビジョンに対して絶対にぶれることなく、常に情熱的です。それが見えるからこそ、人がついていきます。

どんなに当たりが柔らかく接しやすくても、私利私欲のためだけに働いているリーダーに本当についていこうとは思いません。

逆に少々きついことを言われても、それが私利私欲のためではなく、顧客や組織の為や、自分に対する愛情の言葉と理解すれば、その人を信用し、おのずとついていこうと思います。

ですから、トップダウンとか調和型かというのは、あくまで手法の話であり、優れたリーダーかどうかの論点とはなりえません。

リーダーに求められるのは、人を引きつける力、すなわち人間力であり、これは企業も政治家も全く同じです。

人間力で一番大事なのは、人の心を知ることだと思います。

なかなか現場に出向かない政治家たちの話を聞くと、つくづくそう思います。

また、人には感情や思い込みがありますから、気難しそうか、温厚そうかという印象で歪んで見えてしまうことも否めません。

しかし、どう思われるかを気にしていたらリーダーは務まらない。

少し前の大人気ドラマROOKIES(ルーキーズ)が、記憶に新しいところです。

高校野球に情熱を注ぐ熱血教師が問題児たちと正面から向き合い、決して生徒たちを見離すことなく、根気よく何度もぶつかりあうことで、最初は心を閉ざしていた生徒たちも次第に心を開いていき、最後はチーム一丸となります。

今まさに求められる真のリーダーの姿がここに描かれているのではないでしょうか。
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テーマ : 伝えたいこと
ジャンル : ブログ

プロフィール

gaku+

Author:gaku+
ニックネーム GAKU(本名:まなぶ)
1974年生まれ B型 水瓶座
平成6年から都内の某放送通信系企業に就職
技術・営業・企画と携わり現在に至る

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