FC2ブログ

官僚にも同情を

急に新しい上司が現れて、いきなり上から目線で指示命令されたらどう思うでしょう?

誰だって腹が立ちますし、そんな上司の下では、働く意欲が失われます。

民主党が政権奪取の前から謳ってきた「政治主導」は、「官僚をはじめ各省庁の職員に対して強く出ること」と曲解され、各省庁に送り込まれた大臣以下の政務三役が、部下となった官僚や職員に対し、上から目線で接してきた経緯があります。

鳩山内閣時代の長妻厚生労働大臣は、マニフェストの小冊子を高らかに掲げ、「これは命令書と考えてもいい」などと強い口調で語りました。

菅前総理は官僚を「大バカ」などと批判していたのです。

本来、手足のように動いてもらうべき官僚や職員たちをそのような考えで接している限り、国がやるべき仕事は一向に進まないでしょう。

カルロス・ゴーン氏が日産を立て直すのにこんなやり方をしましたでしょうか?

やる気を引き出さない限り、いい仕事ができないのは当然です。

東日本大震災の被災地復興や福島第一原発の事故で迅速な対応ができなかった原因は、こうして政治家が官僚との間に壁を作ってきたことが影響しているのではないでしょうか。

官僚といえば天下りというイメージが政治家たちのメッセージによって多くの国民に刷り込まれているわけですが、東大を中心とする超一流大学の優秀な学生たちの多くは、本気で日本を変えたいと強い志でキャリア官僚の門をくぐるわけです

決して給料だって高いわけではありません。

キャリア官僚の収入は30歳で約600万、40歳課長レベルで約1000万といわれています。

たった一人のポストである事務次官になれてようやく年収が約2400万円程度。

民間の大手企業と対して変わらないのです。しかも仕事は激務です。

元経済産業省の古賀氏によると、こうした青雲の志をもった若い官僚が力を発揮できないのは、今の官僚制度に問題があり、国民のために働けない仕組みであるからと述べています。

ポイントは次の3つだそうです。

■人事評価
官僚の能力や成果が国民の視点で評価されない。公務員であるため、一般企業のように売上や利益がマーケットによって評価される仕組みと異なっている。

■縦割り
一度入省すれば、一生その省庁に縛られる。どこかに出向してもいつか戻るときがくる。すると国民のためではあるが、その省庁にとってはマイナスであるというような政策が進めにくくなる。

■前例主義
年功序列と密接に関係している。年次で上下関係が固定される。先輩に逆らうと一生冷や飯を食わされるはめになるため逆らいにくい。

国民のために汗水たらして一生懸命に働く官僚であれば、もっと給料やポストはあげていいと思いますが、一番の問題点は、不透明で国民からは中身が見えないことです。

官僚の次は議員定数削減とか言っていますが、本当に減らして大丈夫なのでしょうか?

減らして回るなら、そもそも今まで何してたのでしょうか?

私が政治家に求めたいのは、議員でも官僚でも、まず仕事の中身を国民がわかるように可視化すること。

そして国民がその評価に加われる(選挙で選ぶときだけではなく)ような制度改革を行なって欲しいものです。
スポンサーサイト



テーマ : このままで、いいのか日本
ジャンル : 政治・経済

プロフィール

gaku+

Author:gaku+
ニックネーム GAKU(本名:まなぶ)
1974年生まれ B型 水瓶座
平成6年から都内の某放送通信系企業に就職
技術・営業・企画と携わり現在に至る

カレンダー
12 | 2012/01 | 02
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
ACCESS