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いい会社とは?

「いい会社にするためにはどうしたらよいか?」

こう訊ねられたらなんて答えますか?

ある人は「社会貢献」や「地域貢献」を想像するでしょう。

具体的には、地域の清掃活動や、募金活動、あるいは防犯パトロールをやろうなんてアイデアが思いつくかもしれません。

ある人は「職場のコミュニケーションを良くすることかな?」なんて思うかもしれません。

またある人は「いっぱい儲けてみんなの給料が上がること!」と言うかもしれません。

なんかみんな考えることがバラバラですね。

“いい会社”という言葉自体もあいまいですが、それ以前に“誰にとっての?”という主語が抜けているせいで、このようにみんなが思い描くイメージが異なってしまうわけです。

そもそも“会社は誰のものか?”という問いに対する答えは、株主・経営者・社員・お客様というステークホルダーの中で、択一の答えはないと思っています。

平たく言えば“みんなのもの”ですから、誰かしらにメリットが見出せれば、それはある意味“いい会社”に一歩前進するわけです。

なぜ今回このようなテーマを取り上げたかといいますと、私の勤める会社でトップの指示により、このようなプロジェクトが立ち上がろうとしているからです。

プロジェクトそのものを否定しているわけではありませんし、議論する意味も十分あると思っています。

ただし、抽象的な問いかけであるがゆえに、定義や目的をきちっと明確にしてからコンセンサスを図らないと、プロジェクトの方向性を見失ってしまう危険があると思っています。

そしてこの議論を始める前に忘れてはならないのは、「今はいい会社ではないのか?」という問いかけです。

現状をまず見つめなおすことから始めるということです。そして、できていること、できていないことを整理する。

このプロセスをやっておくことが重要です。

なぜかというと、“いい会社にしましょう”という問いに答えるところから始めると、なんとなく今よりもっと飛躍したことをやりましょうという風に聞こえます。

そして、肝心の本質を見失う恐れがあります。

肝心の本質とは、“お客様の視点”です。

お客様が何を望んでいるのか、何を期待しているのか、何を求めているのかということです。

これを考えないで議論をスタートした場合のことを想像してみます。

「いい会社にするためにはみなさん何をすればよいですか?」

ある人が「んーそうだな。清掃活動をして、地域の人に喜んでもらいましょう!」という意見を言ったとします。

「やるべきか、やらないべきか?」と問われたら、多くの人は「やるべき」と答えるでしょう。

なぜなら、「そんなことやっている暇はない」「そんなの無意味だ」なんて反対意見を言える勇気のある人は、そういないからです。

多数決でやることが決まったとして、実際にいざ自分たちがやるとなったらどうなるでしょう。

「えっ!やることはよいことだから賛成はしたけど、今忙しいのに自分もやらないとダメなの?」なんて思うかもしれません。

そして回を重ねるごとに、参加する人とそうでない人に偏りが出てきたら、それこそ職場の雰囲気に悪影響を及ぼしかねません。

私は清掃活動が悪いと言っているのではありません。

清掃活動の前に、お客様の気持ちに立って、もっとやるべきことは本当にないのか?と考えることが大事だということです。

経営学の父、ピーター・F・ドラッカーの有名な言葉

『会社の目的は顧客を創造することである』

これが原点だと思っています。

これが十分にできているかを問うところから始めるべきだと思います。

そして、ドラッカーはこうも述べています。

『経済活動、経済機関、経済合理性は、それ自体が目的ではない。非経済的な目的、すなわち人間的な目的や社会的な目的のための手段である。』

決して見失わぬよう、この原点に立ち返るところから始めることがとても大切だと考えています。
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テーマ : 伝えたいこと
ジャンル : ブログ

プロフィール

gaku+

Author:gaku+
ニックネーム GAKU(本名:まなぶ)
1974年生まれ B型 水瓶座
平成6年から都内の某放送通信系企業に就職
技術・営業・企画と携わり現在に至る

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