FC2ブログ

予算という枠

会社では必ず来期の予算計画を策定します。

管理職の仕事で大きなものの一つがこの予算づくりでしょう。

何に、いつ、いくら使う(稼ぐ)のかということを明確に定め、それを着実に実行していくことが肝要です。

会社というものは持続的に成長していくことが求められ、願わくば理想は増収増益です。

ですから、現実路線でまず予算を積み上げていくという過程を経たあと、経営層側から与えられた増収増益というミッションを前提に見直しをかけ、予算計画を作り上げていきます。

その会社が提供する商品やサービスが軌道に乗っていれば、予算を達成することなどたやすいですが、現実はそれほど甘くはありません。

軌道に乗っている状態とは、提供する商品やサービスなどに対し、顧客からの需要が高い状態といえます。

要するに売りに行かなくても、お客さんのほうから求めてくるというような状態です。

販売コストも少なくて済みますから、利益率も高くなります。

しかしモノが売れなくなってくると、コストダウンを図り安く提供したり、販売に力を入れるために逆にコストを増やしてみたりと、様々な工夫が必要になってきます。

一般的に商品(製品)にはライフサイクルがあるといわれており、それは次の4つの段階に分けられます。

「導入期」「成長期」「成熟期」「衰退期」の4つです。

成長期と成熟期が長いことが理想ですが、時代のニーズと共にいずれは衰退期を迎えていきます。

これは、一つの商品という点においては仕方のない部分もありますが、会社はそうはいきません。

会社は発展し続けなれければなりません。

そのためには、ドラッカーが提唱するように、“マーケティング”と“イノベーション”が必要不可欠となってくるわけです。

私は予算づくりに関して、理想と現実との間にギャップがあるなと感じた時、それは黄色信号が灯っている証拠だと認識します。

すなわち、マーケティング&イノベーションが強く求められているということです。

予算という枠組みの中だけを捉えて、その範囲で収益を上げ、費用を抑えることだけを考えていては、近い将来衰退していくのではという危機感があります。

ですから、予算という枠組みを越えてでも、新たなチャレンジを並行して実践していくことが必要だと考えます。

そうはいっても、原資は必要です。

これをどう捻出するかも同時に考えなければなければなりません。

例えば、広告宣伝費が乏しいなら、無料のSNSや動画サイトを利用して何かできることを考えるとか、営業を委託しているなら、自分たちで売りに行くとかそういったことです。

有名建築家の安藤忠雄さんも、若い頃は自分から何度も売り込みに行き、諦めずに続けていくことで、次第に認められるようになりました。

そしてあるとき、ドイツの美術館建設の仕事が舞い込んできました。

建築コスト6億円という見積提示に対し、施主が用意できる金額はそのたった10分の1の6000万円でした。

しかし、それでもなんとか実現するために、資材はすべて民家の廃材を利用し、建物の建設は全て住民のボランティアに任せました。

15年という長い歳月がかかりましたが、完成に至ったのです。

「予算がないからできない」というのは言い訳で、限られた予算でも知恵を絞ればできるということです。

私も今は営業を離れて企画部門にいますが、来期は部署の壁を越えて新たな販路拡大のための営業をしてみたいと思っています。
スポンサーサイト



テーマ : 伝えたいこと
ジャンル : ブログ

プロフィール

gaku+

Author:gaku+
ニックネーム GAKU(本名:まなぶ)
1974年生まれ B型 水瓶座
平成6年から都内の某放送通信系企業に就職
技術・営業・企画と携わり現在に至る

カレンダー
02 | 2012/03 | 04
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
ACCESS