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交渉カードを考える

北朝鮮が「人工衛星打ち上げ」と称して事実上のミサイル発射を企てている問題。

本当に迷惑どころの話ではないのですが、外交という点で見ても、日本が蚊帳の外に置かれている様子がよくわかります。

拉致問題などどこ吹く風といったところです。

北朝鮮のいわゆる“瀬戸際外交”は決して褒められるやり方ではありません。

しかし、ここまで国力の乏しい小さな国が世界から注目を浴びさせ、アメリカを引っ張り込み、妥協に甘んじることなく、自国に有利な交渉を進めようという姿勢だけは、ある意味感心させられます。

北朝鮮は、2月末にアメリカから24万トンの食糧支援を受ける代わりに、次の3つの約束をしました。

■ウラン濃縮など核開発凍結
■核実験凍結
■ミサイル発射凍結

ついこの間のことです。

それにも関わらず、今回のミサイル発射予告ですから、いったい何を考えているのでしょう。

食糧支援が反故になってもいいのかというと、決してそうではありません。

アメリカ側からすれば、明らかな国際公約違反です。

しかし、北朝鮮側からすれば、あくまで「人工衛星の打ち上げで、宇宙開発を行って何が悪い?」を貫き通すでしょう。

そして、アメリカが食糧支援の約束を反故にしようとすれば、北朝鮮はアメリカが公約違反を犯したと騒ぎ立て、核開発にさらに力を入れると声明するでしょう。

実際に核開発を行ったとしても、アメリカは攻撃を加えない。

目先の食料支援だけと、核を手にしたときの外交交渉とでは、後者を選択したほうがより有利な展開に持ち込める。

それをアメリカもわかっているから、食糧支援を受けながらもミサイル発射も実現できる。

北朝鮮はそう考えているのです。

この状況を打開する鍵を握っているのは中国でしょう。

しかし、中国も強かな国ですから、中立な立場を見せながら自国にとって最も有利なポジションを築いていくはずです。

外交交渉は非常に複雑で、実際にはこんなに単純な話ではないでしょうが、それにしても、今の日本には何ができるのでしょうか?

かつては高い技術力と資金力が日本の交渉カードといわれていましたが、果たして今はどうでしょう。

ぱっと思いつくものとしては、ポップカルチャーがあります。

一見、外交交渉と直接関係ないようにも思いますが、決して馬鹿にはできません。

ポップカルチャーを通じた日本と韓国の文化交流は、政治主導ではありませんが、互いの国民感情を明らかに良い方向へと導いています。

世論という巨大なパワーを変える可能性を秘めています。

今は無理でしょうが、北朝鮮の子供たちにもぜひ日本のアニメを見てもらいたい。

お互いの国を知るところからという平和的な進め方で改善できるのが理想です。
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テーマ : 伝えたいこと
ジャンル : ブログ

プロフィール

gaku+

Author:gaku+
ニックネーム GAKU(本名:まなぶ)
1974年生まれ B型 水瓶座
平成6年から都内の某放送通信系企業に就職
技術・営業・企画と携わり現在に至る

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