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【続】絶望を希望に変える方法

前回に引き続き鎌田實さんの講演から素晴らしい話をご紹介します。

チェコのプラハという町で、1968年に100万人の若者たちが民主化を訴え立ちあがりました。

自由のない国で、当時若者はビートルズを聴きたかったというのが発端でした。

民主化は成功するのではないかと思われていました。

ところが、ソ連から大量の戦車が送り込まれ、若者たちは蹴散らされ、民主化は失敗しました。

1988年、ある一人の男が民主化を訴え立ちあがりました。

しかし、政府によって取り押さえられ、牢獄に入れられてしまいました。

その男性には奥さんと3歳の子供がいましたが、この事件をきっかけに友人や親せきは離れて行きました。

国民はみんな政府を恐れていました。

奥さんは、3歳の子供を道連れに死のうと考えていたある日、一通の手紙が届きました。

中には、わずかなお金と「私はあなた方ご夫婦を尊敬しています。ご主人を誇りに思います」という言葉が書き添えられていました。

生活が助かる、そしてお礼を言いたいということで、奥さんは差出人の住所まで訪ねました。

ところが、着いた場所には建物はなく原っぱでした。

つまり、本当の住所を書いてしまうと、その人も捕まってしまうので、適当な住所が書かかれていたわけです。

奥さんは決心しました。

「誰かはわからないけど、この広いプラハの町で、少なくとも1人は味方がいる。だから死んではいけない。生きよう」

鎌田さんは、ボランティアで学校に行く際、生徒たちにこんな話をされるそうです。

この学校にいじめがあるかどうか、僕は知らない。

でも、みんなはいじめがあるかどうかはわかるだろう?

いじめている人を注意しなさいとは言わない。

そんなことをすれば、今度は自分がいじめられてしまうかもしれないから。

でも、一つだけ小さな勇気だけは持っていてほしい。

それは、いじめられている人が一人ぼっちで、周りに誰もいないとき。

その子の耳元で、「僕は君のことをわかっているかな」と囁いてほしい。

誰か一人でも味方がいるとわかれば、その子は絶対に死なない。

みんな大事なその一人になれるんだ。

他人からみれば、些細なことと感じられても、本人にとっては絶望的に思えることがある。

逆にちょっとした一言も些細かもしれないが、本人にとっては希望の光に見えることもある。

一人の人が分かってくれれば、人は生きられるという鎌田さんの話でした。
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テーマ : 伝えたい事
ジャンル : ブログ

プロフィール

gaku+

Author:gaku+
ニックネーム GAKU(本名:まなぶ)
1974年生まれ B型 水瓶座
平成6年から都内の某放送通信系企業に就職
技術・営業・企画と携わり現在に至る

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