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フリーを考える

久々に本の紹介ですが、「ロングテール」という言葉の生みの親、著者クリス・アンダーソンさんの「FREE」という本。

FREE

電車で読んでいる人を見かけましたし、先日友人の自宅に遊びに行った時も、この本が本棚に並べてありました。

ハードカバーで350ページあるのですが、結構人気があるようです。

あらゆるものがフリーに向かっており、我々はどの業界にいようとも、遅かれ早かれフリーと競争することになると著者は指摘しています。

特にインターネットは、史上もっとも競争の激しい市場であり、それを動かしているテクノロジーが限界費用を年々ゼロに近づけているのだと。

そのテクノロジーとは、情報処理能力、記憶容量、通信帯域幅の3つで、これらは飛躍的に向上しております。

私が10年以上前に営業をしていた頃、当時は32kbps(kbpsはMbpsの1000分の1)の常時接続回線が月額6,000円でスタートしました。

今や100Mbpsは当たり前で、比較するともはや3000倍以上のスピードです。しかも当時より料金は安くなっています。

インターネットで受けられる無料サービスは、WEBブラウザ、検索サービス、フリーメール、SNS、動画サイト等など、多岐にわたっています。

多くに共通することは、ユーザーを囲い込むために無料にし、囲い込んだユーザー情報が別の価値を生み出すということです。

そのもっとも典型がグーグルです。

グーグルの検索エンジンをみんなが利用すれば、今何が流行っているのかは、一目瞭然です。

マップも同じように、みんなが利用すれば、どのスポットに興味があるかわかります。

そのようなマーケティング情報をほしがる企業がたくさんいますから、あらゆるツールを無料で提供してもビジネスが成立するのです。

むしろ、無料でなかったとしたら、ここまで普及もしないでしょうし、イニシアティブも取れません。

ほかにも、どんなものに人はお金を支払うのかを突き詰めて考えることにより、フリーからもお金儲けはできると著者は述べています。

たとえば、それは時間を節約するためのものであったり、リスクを下げるものであったり、自分の好きなものや、ステイタスであったり、欲しい人にそのメッセージがちゃんと伝わることが重要です。

また、コンテンツは全てがフリーになるかといえば、そうではなく、その中身の質によって、有料で楽しむものとスポンサーをつけて無料で提供するものとわかれるでしょう。

わかりやすくいえば、民放の地上波とCS放送のように。

しかし、そういう意味では有料コンテンツの質がこれから一層問われてくるのだと思います。

私のいる業界もまさにこれからのコンテンツをどうするかという課題に直面しているところです。
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テーマ : 伝えたい事
ジャンル : ブログ

プロフィール

gaku+

Author:gaku+
ニックネーム GAKU(本名:まなぶ)
1974年生まれ B型 水瓶座
平成6年から都内の某放送通信系企業に就職
技術・営業・企画と携わり現在に至る

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