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攻めの経営

アメリカ老舗巨大企業のコダック社が経営破綻する一方、日本の富士フイルム社は業績を維持しています。

この違いは、デジタル技術の普及が急速に進む中、コダック社がフィルム事業にこだわっていたのに対し、富士フイルム社は事業構造の改革を実施したことです。

自社のフィルム事業で培った技術力を他の分野に活かせられないものかと徹底的に分析を行い、その答えの一つが化粧品でした。

写真の乳剤にはゼラチンを使っており、これを肌に浸透させる技術に応用します。

2007年に発売された「アスタリフト」という化粧品は、40gで9,450円と高額にも関わらずヒット商品となりました。

その他にも、液晶テレビ事業で多額の赤字を抱える日本の家電メーカーとは好対照に、液晶パネルに使われる“タックフィルム”という素材の世界シェアは7割以上に上ります。

富士フイルム社の事業改革を牽引してきたのが古森重隆社長で、現在も企業買収や業務提携などを積極的に展開しています。

また、化学、光学、エレクトロニクス、ソフトウェア、機械などあらゆる分野の技術者を一つの大型研究所に集約させ、技術力のコラボレーションから新たな価値の創造につなげる取り組みも行われています。

「フィルムがなくなったら我々はどうなるのか?」という危機感を的確に捉え、会社存続のためには抜本的な事業改革が必要であることを全社員に浸透させたのです。

もし、自動車が不要な世界が来たら、自動車メーカーはどうするか?

もし、鉄がなくなったら、製鉄会社はどうするのか?

フィルム業界で起きたことはこれと同じことです。

決して他人事として捉えてはいけないと思っています。
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テーマ : 伝えたい事
ジャンル : ブログ

プロフィール

gaku+

Author:gaku+
ニックネーム GAKU(本名:まなぶ)
1974年生まれ B型 水瓶座
平成6年から都内の某放送通信系企業に就職
技術・営業・企画と携わり現在に至る

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