FC2ブログ

コミュニティ形成の価値

3年ほど前に仕事で色々お世話になっていたある方と久々に再開し、雑談を交えながら、お互いの近況を話し合いました。

その方は最近バイクの免許を取得され、新車のバイクを購入したのですが、買ってから数日後にショップから「ツーリングに行きませんか?」というお誘いがあったというのです。

面白そうなので、実際に参加したところ、そのショップでバイクを購入した人たち数十名が集まり、みんなでツーリングを楽しんだそうです。

アフターサービスというと修理やメンテナンスを想像しますが、こういうやり方もあるということを知りました。

今の日本企業を見渡しますと、こうしたファンを囲い込むような仕掛けを積極的に展開している企業には活気が見られ、事業も順調にいっているように思います。

一方で、“売って終わり”という企業、特に日本の家電メーカーがすぐに思い浮かびますが、軒並み元気がありません。

なんとかファンのコミュニティを形成しようと、製造業でもがんばっている企業はたくさんあります。

以前も述べましたが、一例を挙げれば、花王のヘルシア緑茶や、サッポロビールのビア検定などです。

まだまだトライアルの段階かもしれませんが、こういう企業は、コミュニティの価値というものに理解を示していることは間違いありません。

コミュニティの形成といっても、ネット上でのバーチャルなつながりもあれば、実際にイベントを開催して、リアルに人を集めるやり方もあります。

その両方を展開すれば非常に強力なものとなるでしょう。

その最もたるお手本といえば、AKB48です。

ネット以上にテレビを駆使し、かつ実際に会いに行けるイベントを連日開催し、昔であれば遠い存在のアイドルというものを、身近な存在というイメージに変えました。

アイドルという商売は、芸能プロダクションの専売特許で、非常に特殊な例だと思うかもしれませんが、あらゆる業種の企業にとっても、ここにたくさんのヒントが隠されていると思います。

企業キャラクタを育てるという方法もあるでしょう。

この点では、ソフトバンクの“白い犬のお父さん”なんかはうまいやり方です。

アイドルやキャラクタの存在がなくとも、もっといえば、愛着が湧くような製品を世に送り出していなくても、コミュニティの形成は可能です。

ネットの動画配信サービスで急成長のニコニコ動画を運営するドワンゴ社は、若者を中心としたバーチャルなコミュニティの形成に成功しただけでなく、リアルなイベントも開催しています。

ゴールデンウィーク中、幕張メッセで行われたイベントは、述べ9万2000人を集めました。

しかし、そのイベントは数億円にも及ぶ大赤字でした。

それでも採算度外視でやる価値についてドワンゴの川上会長は次のように述べています。

「今の世の中はこういうイベントにお金をかけない時代だけど、本来それは時代を作るもの。今の世の中は、予算管理だとか、管理が強化されているので、理屈で説明しにくいものにはお金が出しにくい。でも未熟なのは理屈の方。ちゃんとそれを説明できる理屈が確立されていないだけで、意味があると思う。長期的に見て、ニコ動、ドワンゴにとっては必ずプラスになると思う。」

コミュニティ形成の価値をどう見るか、経営手腕が問われるところです。
スポンサーサイト



テーマ : 伝えたい事
ジャンル : ブログ

プロフィール

gaku+

Author:gaku+
ニックネーム GAKU(本名:まなぶ)
1974年生まれ B型 水瓶座
平成6年から都内の某放送通信系企業に就職
技術・営業・企画と携わり現在に至る

カレンダー
04 | 2012/05 | 06
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
ACCESS