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スマートテレビを考える

昨年の7月24日に地上アナログ放送が終了し、以来日本ではテレビの買い替え需要が急激に落ち込んでいます。

大手家電メーカーの決算を見ても分かる通り、テレビの販売事業は厳しい局面を迎えています。

そんな中、次世代のテレビとして注目されているのが“スマートテレビ”です。

“スマートテレビ”とは、従来の番組を観る道具としてのテレビに、ネット回線を通じてソーシャルネットワークや様々なアプリケーション機能が加わったものと思えばいいでしょう。

しかし、このような付加機能は、今まで全くなかったわけではありません。

その代表的なものとしては、“アクトビラ”があります。

オンラインで買い物ができるほか、株価や天気予報やゲームなどが楽しめます。

では、何が“スマート”なのかということですが、これは携帯電話に革命をもたらしたスマートフォンをイメージするとわかりやすいです。

それまでの携帯電話でもメール、ウェブ、カメラなど代表的な機能は搭載されていました。

それがスマートフォンに置き換わることによって、携帯用に用意されたアプリケーションだけではなく、自宅のパソコンでできることにぐっと近づきました。

もう一つは、操作性の向上です。

十字キーで操作するのではなく、画面をはじくようにページをめくったり、拡大縮小が簡単にできるようになりました。

これらを今のテレビに当てはめて考えますと、アプリケーションも限定されていますし、操作性に関しては、EPG機能やデータ放送を見ても、お世辞にもいいとはいえません。

アメリカではすでにスマートテレビが普及し始めていますが、きっかけとなったのは操作性の向上だといわれています。

ネットフリックス社という大手のビデオ・DVDレンタルの会社がネット上での映像配信サービスを始めるときに、各テレビメーカーにエンジニアを派遣して、操作性を重視した独自のソフトを作らせたのです。

技術的な課題を整理しますと、まずテレビに搭載されているCPUの向上は不可欠です。

ですが、これも時間の問題ですぐに解消される見込みです。

次にパソコン、タブレット、スマートフォン用のアプリケーションと、テレビとの互換性の問題です。

従来テレビ向けに作り直す必要のあったアプリケーションは、HTML5という言語の登場で、ほぼシームレスに移植できるようになります。

そして、一番の課題はリモコンの存在です。

これがスマートテレビの普及を左右する最大の鍵といえるでしょう。

付属のリモコンをなくし、音声認識や、ジェスチャーで操作でき、補完的に自分が持っているタブレットやスマートフォンでも操作できるのが理想です。

昨年の10月に亡くなったアップルのスティーブ・ジョブズ氏は、生前次のようなコメントを残しています。

「とっても使いやすいテレビを作りたいと思っているんだ。ほかの機器やicloudとシームレスに同期してくれるテレビをね。そうすれば、DVDプレイヤーやケーブルテレビのややこしいリモコンで苦労することもなくなる」

日本の家電メーカーの復活に期待したいと思います。

スマートテレビ
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テーマ : 伝えたい事
ジャンル : ブログ

プロフィール

gaku+

Author:gaku+
ニックネーム GAKU(本名:まなぶ)
1974年生まれ B型 水瓶座
平成6年から都内の某放送通信系企業に就職
技術・営業・企画と携わり現在に至る

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