FC2ブログ

組織の寿命

今回も神田昌典さんの本から気になる話をご紹介します。

以下『2022-これから10年、活躍できる人の条件』より引用

* * *

「強制的リセット」がかけられるまで暴走を続けるのが、組織寿命の末期の典型的な症状だ。

権力ある政治家、行政マン、大企業にいる経営幹部は、非常に優秀な人たちで、日本のためにすべてを投げ出して献身的に働いている。

存続していくためには、新しい価値観に基づく組織に生まれ変わらなければならないと誰もがわかっている。しかし、まったく変われない。

これは彼らの能力の問題でも、人間性の問題でも、政策の問題でもない。

単に組織の寿命が末期であるということだ。

旧来の価値観によって築かれたシステムを、新しい価値観に基づくシステムに切り替えることは、そもそも組織が成立している収益基盤(=権益)を失うことである。

つまり組織にとっては自殺行為となるから、旧来の価値観と食い違う分子を徹底的に退ける。

どちらも国や組織のことを真剣に思い、使命感を持っているからこそ、足を引っ張り合い、すべての変化を先延ばしにしていく。

そのプロセスでは、最も能力があり献身的な変革者が、最も批判され軽蔑された挙げ句、首をすげかえられる。

その繰り返しを、組織は財政的に破綻するまで続ける。

その結果、外部にコントロールを奪われ、強制的にリセットされる。

* * *

私はこの文章を繰り返し読みました。

以前米コダック社が経営破綻する一方で、日本の富士フイルム社が自社の技術力を活かし、他事業で成功を収めている話をご紹介しました。

イノベーションを妨げる一番の原因がこの文章に集約されているような気がします。

しかし、“イノベーション”という言葉を最近よく耳にする一方で、会社の寿命が年々短くなってきているという話も見逃せません。

戦後からバブル期まで、会社の寿命は30~50年といわれてきました。

ところがバルブ崩壊後は20年を切り、今では「10年を確実に切った」、「もはや3年」という意見もあるそうです。

会社の寿命を商品サイクルに当てはめると、すでに衰退期に入っており、このままいくと会社というコンセプトが寿命を終えるのは2024年頃だそうです。

これは一斉に会社がなくなるというわけではなく、CDが発明されてもレコードが残るように、ゆっくりと時間をかけて死んでいくことを意味すると神田氏は述べています。

まさか会社に寿命があるなどということは考えてもみませんでした。

でも、冷静に考えてみますと、あり得ない話ではないような気がいたします。

次回はこのことについて考えてみたいと思います。
スポンサーサイト



テーマ : 伝えたい事
ジャンル : ブログ

プロフィール

gaku+

Author:gaku+
ニックネーム GAKU(本名:まなぶ)
1974年生まれ B型 水瓶座
平成6年から都内の某放送通信系企業に就職
技術・営業・企画と携わり現在に至る

カレンダー
05 | 2012/06 | 07
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
ACCESS