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経営とデザイン

今年で55年のキャリアを誇り、今なお世界で活躍する日本を代表するファッションデザイナーといえば、コシノヒロコさんです。

かつて、パリコレで高い評価を受けたコシノさんのデザインに目をつけた大手のアパレルメーカーが既製服を作りたいと申し出たときの話です。

それまでデザイナーは、アパレルメーカーとライセンス契約を結び、デザインだけを提供するのが普通でした。

ところがコシノさんは、それだと人気がなくなれば契約は打ち切られるだけで、せっかく積み重ねたものが何も残らなくなってしまう。

そこで、ともにリスクを取って、互いに投資し合う合弁会社を設立します。

役割分担は、デザイナーが企画とプロモーションを行い、アパレルメーカーは製造と販売を行います。

店舗を増やしていくのはアパレルメーカーの仕事で、そこに携わる人の人事もアパレルメーカーが行います。

このうまい関係性のビジネスモデルを思いついた原点は何なのか?

コシノさんは、これ(経営)もデザインだといいます。

「デザインとは、何と何をどう組み合わせ、どういう形に表現するかということ」

だから経営もデザインなのです。

コシノさんの経営の凄さは、マーケティング戦略にもあります。

バブル崩壊後の逆境の中で、お客様目線に合わせるということをやり始めます。

マーケティングとは、いかにお客様と作品とをアジャストメントするかということ。

つまり、デザイナーとしての個性だけを強調しても、ビジネスは成り立たない。

もちろん、デザイナーとしてのこだわりは残しておく必要はあるが、ビジネスとして利益を追求していくことをしなければ、会社は長続きしない。

お互いの幸せのためにせっかく会社を興したのだから、そのためには売れることが重要。

売れて初めてデザインの良さが出てくる。

そのためにはどうすればよいかということで、コシノさん自らがお客様目線に立ったマーケティングを行いました。

たとえば、合理的にお直しをするにはどういうデザインにすればよいかを考える。

また、今年は今年だけで終わりというものではなく、去年、一昨年、あるいは十年前のものでもある部分だけを新しく取り入れてコーディネートすれば、それはまた新しくなる。

そうした長期スタンスで考えられる企画を確実に行っていくことが大事だといいます。

経営もデザインもセンスが問われるという意味においても、この2つは共通しているのです。
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テーマ : 伝えたい事
ジャンル : ブログ

プロフィール

gaku+

Author:gaku+
ニックネーム GAKU(本名:まなぶ)
1974年生まれ B型 水瓶座
平成6年から都内の某放送通信系企業に就職
技術・営業・企画と携わり現在に至る

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