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イノベーターを知る【総集編】

『イノベーターを知る』前編・後編の2回に分けてスティーブ・ジョブズの物語を簡単にご紹介させていただきました。

今回は総集編として、イノベーターとは何か?彼の何が世界を革新させるという偉業を成し遂げさせたのか?

そのキーワードと、彼が残した名言を併せてお伝えします。

■情熱的であること、あきらめないこと。

「新しいことを始める時に一番大切なことは、それを成し遂げたいという情熱です。成功と失敗の一番の違いは途中であきらめるかどうか。失敗する人は途中であきらめてしまう。必要なのは強い情熱です」

■優れた先進技術を見抜き、自分のものにする力。

すべての技術を自社で開発してきたわけではない。

『「優れた芸術家はまねし偉大な芸術家は盗む」とピカソは言った。だからすごいと思ってきたさまざまなアイデアをいつも盗んできた。』

■大きなライバルの存在と逆転の発想

ビル・ゲイツというライバルがいたからこそ、自分のやるべき道を明確にすることができた。

単なる仕事の道具ではなく、より人々に近い夢のあるコンピューターを目指した。

■家族を持つことで生まれた心境の変化

家族との時間を大切にした。そして、人の心や愛を深く知り、人を大事にした。その心を製品に取り入れた。

■より高次元で人々が潜在的に求めるもの考える力と卓越した創造性

携帯音楽プレイヤーを販売するだけでなく、音楽購入サイトを立ち上げ、音楽業界の常識を一変させた。

「何をほしいかなんて、それを見せられるまでわからない」

「創造性というものはものごとを結びつけることにすぎない。クリエイティブ担当者は・・・実際には何もしていない。彼らはただ見ただけだ。見ているうちに彼らには、はっきりする。過去の経験をつなぎ合わせ、新しいものを統合することができるからだ。それが可能なのは、彼らがほかの人間より多くの経験をしているから、あるいはほかの人間より自分の経験についてよく考えているからだ」

■未来を見据える力と明確なビジョン

 何十年も先の未来をずっと心に描いていた。スマートフォンのアイデアは25年後に現実のものなる。

■経営者にとどまらず、自らアイデアを創造し、最後まで開発現場を指揮した。

■夢や希望をぶつける力

彼の優れたプレゼンテーションの一番の源は、テクニックやノウハウではない。
自らが日々追い求めてきた夢や希望を本心で語ってきたことにある。だからこそ、人々の心を動かすことができた。

<最後に>

若い頃のスティーブ・ジョブズの一番の根底にあったものは、生みの親に捨てられたという苦悩。

それを乗り越えるべく強い野心を抱き、世界を変える特別な人間であると認められたいと考えた。

しかし、その道はいばらの道で、失敗の連続だった。それでも、野心が途切れることはなかった。

彼は決してあきらめなかった。

暗闇の中をさまよい歩き続け、かすかな希望の光を見つける。彼はその光を見逃さなかった。

そして見事な復活劇を遂げた。

彼は失敗においても、成功においても、それらを経験するたびに人間を学んだ。

人々の暮らしを豊かにするために、人間とコンピューターの距離を極限にまで縮めたい。

成功を繰り返しても、決してそれで満足しない理由はここにある。

彼の目指した極限の距離とは何か?

それは人間の感情をも理解できる、すなわち、人間とコンピューターが“心”で結ばれる距離だったのではないだろうか。

彼が人生で追い求めたもの。

それは、自分自身の心、コンピューターの心、そして世界中の人々の心、これらを見つけてつなぎ合わせることだったのだと思う。
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テーマ : 伝えたいこと
ジャンル : ブログ

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プロフィール

gaku+

Author:gaku+
ニックネーム GAKU(本名:まなぶ)
1974年生まれ B型 水瓶座
平成6年から都内の某放送通信系企業に就職
技術・営業・企画と携わり現在に至る

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