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日本のがん医療を考える

がん対策基本法が制定されて5年が経ちました。

全国どこでも質の高いがん医療を提供することを目指して、拠点病院の整備が進められてきました。

ところが、経験のある専門医師の数は不足しており、がん医療の拠点病院であるにも関わらずその格差が問題となっています。

我々一般市民からすれば、どこの病院にどれだけ精通した専門医がいるのかを知る手掛かりはほとんどないことがまず問題です。

これだけ通信網が発達しているわけですから、情報を集約する仕組みは簡単に作れるように思うのですが。

それともう一つの大きな問題として、日本で新薬の研究開発が行われても、実際に最初に使われるのはアメリカで、日本で承認されるまでには相当の時間がかかるという問題です。

ここ10年の間、日本からは抗がん剤の新薬がほとんど出ていないそうです。

元はといえば日本で研究された薬であっても、アメリカの臨床試験を経て新薬に承認された後、日本は厚生労働省で審査・承認をし、初めて日本で使用できるになるというのが実態です。

なぜ、このように遠回りしてしまうのかといえば、一言でいえば国の制度と予算の問題です。

新薬の研究支援は、文部科学省と経済産業省、そして、審査・承認は厚生労働省が行うという縦割りの構図になっています。

新薬が研究成果として示されたあと、必ず臨床試験を行う必要があるのですが、その費用に対する国の支援が十分に受けられないことが大きな要因となっています。

これが“死の谷”と呼ばれる問題で、国に臨床試験の申請をしても、患者数が少なく、開発までのノウハウを確立できるかが不明との理由から却下されるケースが多いようです。

一方、アメリカでは新しい薬を待つ患者のために、国を挙げての支援が行われています。

新薬の研究から承認までを国立のがん研究センターが一貫して下支えする構図です。

日本は明らかに戦略ミスを犯しているのではないでしょうか。

希少ながんの薬を日本の患者数だけで考えたら、確かに費用対効果は得られないかもしれません。

しかし、世界規模で考えたら、待ち望んでいる患者は数多くいるはずですので、そこまで考えた国家戦略を打ち出すことはできないものでしょうか。

日本で最初に研究成果が示された薬であるにも関わらず、アメリカでは使用できて、日本では使用できない。

今ある抗がん剤の投与で少しでもがんの進行を抑えることしかできない日本の患者さんの気持ちを考えると胸が痛みます。

今後、世界最速の日本のスーパーコンピューター「京」を使用した新薬の開発に期待が寄せられています。

また、アメリカのスーパーコンピューター「ワトソン」には、医療における過去の膨大な症例が蓄積され、医師が行う処方の手助けになると期待されています。

世界の壁を乗り越えて、人類ががんでは死なない日が一日でも早く来ることを願ってやみません。
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テーマ : 伝えたい事
ジャンル : ブログ

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がん対策基本法が制定されて5年が経ちました。全国どこでも質の高いがん医療を提供することを目指して、拠点病院の整備が進められてきました。ところが、経験のある専門医師の数は...

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プロフィール

gaku+

Author:gaku+
ニックネーム GAKU(本名:まなぶ)
1974年生まれ B型 水瓶座
平成6年から都内の某放送通信系企業に就職
技術・営業・企画と携わり現在に至る

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