「ホームレースレディー」という言葉を初めて聞きました。
家出少女なら聞いたことがありますが・・・
20代後半の女性が、ネットカフェや漫画喫茶などを転々とし、お金がなくなるとキャバクラの体験入店で日銭を稼ぎ、それをホストクラブの初回入店につぎ込み、その日の晩に泊めてくれる男性を探す。
こんな生活を繰り返している女性のドキュメンタリー映像をテレビで観ました。
同じような生活をしている女性はいったい全国にどれくらいいるのでしょうか。
もう10年以上前になりますが、厚生労働省によるホームレスの実態調査が行われたことがあります。
平成13年に行われた統計データでは、全国で24000人、うち女性は1000人未満とみられます。
それから今日までの間にリーマンショックなどの経済や雇用に打撃を与える様々な出来事が起きました。
恐らく女性のホームレスの数も増加しているのではと思いますが、完全失業率の推移を見ますとそうとも言い切れません。
平成13年における25~34歳女性の完全失業率は6.8%、平成23年は5.5%とむしろ改善しています。
ということは、この現象はあくまで家出少女の延長と考えるべきでしょう。
両親のいる実家に帰る選択肢もありながら、あえて都会でネットカフェや漫画喫茶を転々とする生活を好んでいると受け取れます。
メディアがこのように取り上げると、雇用問題の悪化を連想してしまいますが、冷静に考えてみることが大切です。
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