部下が判断に迷って、上司に相談を持ちかけることは日常茶飯事です。
部下から相談を受けるたびに、こうすれば良いと明確な答えを示す上司は果たして優れた上司といえるでしょうか?
答えはノーです。
上司が判断をするとき、瞬時に答えが出てくるか否かを問わず、それは何らかの基準との比較検討の結果であると考えられます。
その判断基準さえ部下が理解することができれば、部下も同じように判断できるようになる。
もちろん、上層部にしか出回らない情報を元に判断を行わなければならない場合もあるでしょうが、大方は部下が持っている情報の中で判断できるケースが多いのではないでしょうか?
直接的な答えばかりを部下に与えていては、いつまでたっても部下が自分で正しい判断をできない。
すなわち、人が育たないのです。
判断基準や考え方を伝えること、それは一度や二度言ったぐらいでは、なかなか伝わらないものです。
何ども繰り返し伝える。
そうしたやり取りの中で、部下は上司の言葉というよりも、志を察する。
そういうものだと思います。
大前提として、上司自身がブレないということは言うまでもありません。
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