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国民の議論は行われていた

今、日本では東日本大震災や福島原発問題を通じて、これからの科学技術に高い関心が向けられています。

「これからの国民の暮らしに関わる科学技術の進むべき道はどうあるべきか?」

この問いに対する答えを導くまでのプロセスとして、“国民の意見”が尊重されるべきという声も高まっています。

しかし、国民の声をどのように集めるか?また、科学技術という専門的分野に対しての議論を行うことはそもそも可能か?という疑問が残ります。

NHK教育テレビの「白熱教室JAPAN」という番組で、この問いかけに対する答えの手がかりとして、過去の事例が紹介されていました。

一つは地球温暖化問題に関しての取り組みです。

2009年にWWViews(ワールド・ワイド・ビューズ)という討議が開催されました。

これは、世界38カ国で4,000人の国民が同時刻に8時間かけて議論するという初の取り組みでした。

日本では105名が京都に集まり、そこでは年齢、性別、職業などを超え、見知らぬ人通しが熱い議論を交わしました。

この討議が行われた背景には、京都議定書の次の内容を取り決める必要のあったCOP15という会議がデンマークで開催されましたが、

世界の国民の意見も尊重すべき、また国ごとに考え方にどういう差が表れるのかを把握するという目的で、COP15の前に行われました。

最近では、遺伝子組み換え作物に関する国民のコンセンサス会議が北海道で開催されました。

電話帳から無作為に北海道市民3,000名を抽出し、議論に参加したいかどうかのDMを発送したところ、300名の応募があったそうです。

実に10%という通常のDMでは考えられない結果です。市民の関心度が高いことがうかがえます。

そして、そこから年齢、性別、職業などが偏らないよう最終的に18名に絞られました。

北海道知事によれば、その会議での内容を尊重したうえで政策を決定するということでした。

こうした様々な社会問題に対する国民による議論が実施されていることは初耳でした。

日本人は議論が苦手で消極的というイメージを覆すような話で勇気づけられます。

今こそ、日本の底力を見せるときですね。
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テーマ : 日本の未来
ジャンル : 政治・経済

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プロフィール

gaku+

Author:gaku+
ニックネーム GAKU(本名:まなぶ)
1974年生まれ B型 水瓶座
平成6年から都内の某放送通信系企業に就職
技術・営業・企画と携わり現在に至る

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