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究極の選択

最近、テレビや書籍で有名なハーバード大学のマイケル・サンデル教授の

究極の選択「ビンラディン殺害に正義はあるか」という番組を観ました。


人が人の命を奪うことについて、手を下す側とそれを受ける側の設定を変え、

あらゆるケースにおいて、それが正当かどうかを議論するという内容でした。


■オバマ大統領がビンラディン殺害を指揮したことは正義か?

■テロ集団との戦争において、敵地で遭遇したヤギ飼いを兵士が殺害することは正義か?
(解放すればテロ集団に密告され、敵に包囲され殺されるかもしれない。)

■自爆テロを狙い、ハイジャックされた旅客機が市街地のビルに向かっている。
 何千人もの命を救うために、百人の乗客を犠牲にして旅客機を撃墜することは正義か?

■法の支配のもとで、テロリストを死刑にすることは正義か?


いずれも超難解なテーマです。


超エリート大学の学生たちのように、その場で考えて明確な意見を出すことは私にはできませんが、

それでも、じっくりと真剣に考えてみました。


最初のビンラディン殺害については、やむを得ない決断だったと思います。


身柄を確保して国際裁判にかけるべきという意見もありました。

確かにそれを確実に行えたなら、私もそうすべきと思いますし、恐らくオバマ大統領だって

当然考えた選択肢だったと思います。

我々の知り得ないあらゆる情報の中で、考え抜いた末の選択だったと思います。

その情報を知ることはできませんし、殺害していなければ何が起きていたのかも誰もわかりません。

それと、実行する特殊部隊を犠牲にするリスクを最小限にするのは秒殺だったのでしょう。

結果責任を問われる政治的リーダーという立場で下した決断は正しかったと私は思います。


ヤギ飼いのケースでは、殺害には賛成できません

実際に兵士たちも殺害を思いとどまったのですが、結果としてテロ集団に包囲され一人は助かりましたが、

あとの仲間は殺されてしまいます。

ヤギ飼いが密告したのか、その因果関係はわかりません。

学生の意見にもありましたが、結果がどうであれ、密告するかどうかわからない状況で殺害するのは、

人間としての道徳に反するというもので、ビンラディンのケースと違い、全く罪がないかもしれない人を

殺害することになるからです。


旅客機の自爆テロのケースは極めて難しく、多くの命と引き換えに、全く罪のない人たちを殺害する

というものです。

自分が結果責任を問われる長官という立場で考えるとなおさらです。


もし自分が長官だったら、何も決断できないと思いました。

その結果、より多くの犠牲者を出すことになりますが、自分の意志で罪のない人の命を奪うことはできない。

だから、奇跡が起きることを神にでも祈ることぐらいしかできないと思いました。

しかし、他人が長官で旅客機を撃墜していたら、それを責めることはできないでしょう。

人間の尊厳と数とは無関係でありながらも、結果の論理もある。

本当に難解な問いかけです。


最後の死刑についてですが、死刑の是非については、様々な議論がありますが、私としては賛成です。

理由は、死刑という処罰があり、またどの程度の罪を犯したら死刑に値するかというをことを誰もが

予測することが可能
だからです。

ゆえに報復にはあたらないと思いますし、もし無くしてしまったら、犯罪の抑止効果が薄れると思います。


<最後に>

こんなに難しくて、自分に直接関係ないと思うことを始めて必死で考えてみました。

Don’t think feel の真逆です(苦笑)

ここに掲げられたテーマは実際に起きたことであり、やりたくないことでも決断しなければならない場面もある。

それは感情だけで結論を出せるわけではないということを認識させられました。

しかし、日常の中でも普段からこうした非日常的な難解なテーマを考えることは、信念ともいうべき

心の柱を育てる訓練になると思います。

そして、いざという時の決断、Don’t think feelでの感じ方そのものも変化していく気がいたします。
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テーマ : 考えさせるニュース
ジャンル : ニュース

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プロフィール

gaku+

Author:gaku+
ニックネーム GAKU(本名:まなぶ)
1974年生まれ B型 水瓶座
平成6年から都内の某放送通信系企業に就職
技術・営業・企画と携わり現在に至る

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